Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

中嶋 望惠

タイ

「また行きたい!」と思えた留学―タイで過ごした濃密な2週間―

中嶋 望惠さん

教育学部 学校教育教員養成課程 理科教育コース
留学期間:2025年8月3日~8月16日
留学先:ナレースワン大学

<プログラムでの活動内容>
約2週間のプログラムでは、タイ語や料理、ムエタイ、ダンスなどを通してタイの文化に触れ、ピッサヌロークの観光も行うなど、とても充実した日々を過ごしました。私たち留学生による文化紹介では、「おしくらまんじゅう」や「アニメクイズ」を行い、日本のお菓子を配るなどして交流を深めました。

また、各留学生にはタイ人のバディーがついてくださり、プログラム終了後にはバイクで大学外の食事に連れて行ってもらうこともありました。寮では、皆で集まってゲームをしたり、大学の池の周りを散歩したりする時間もあり、自然と親睦が深まりました。最終日のお別れ会では、歌やダンスを披露し合い、大いに盛り上がりました。

このプログラムには日本だけでなく、韓国、中国、インドネシア、ベトナムからの学生も参加しており、基本的には英語でコミュニケーションを取りました。異なる文化背景を持つ仲間と共に学び、交流した経験は、私にとって大変貴重なものとなりました。

<プログラム参加を通して学んだこと、気づいたこと、参加して得たことなど>
私はこのプログラムに参加する以前にも何度かタイを訪れたことがあり、タイの文化に親しみを感じ、また少しだけタイ語を話すこともできました。そのため、一般的に言われるような「海外で文化の違いに驚く」といった経験はあまりありませんでした。しかし、旅行と最も異なる点は、タイの人々と直接関わり、彼らの日常生活や考え方に触れる機会が多かったことです。

タイ人のバディーやプログラムの先生方はとても温かく、積極的に話しかけてくれたり、さまざまな場所に誘ってくれたりしました。特に、私がムエタイの体験で怪我をした際には、丁寧に対応してくださり、その優しさに深く感動しました。同じアジアの国であることもあり、文化的に似ている部分が多く、コミュニケーションも取りやすいと感じました。

このプログラムを通じて、タイの人々とより深い交流を持ち、今でも連絡を取り合うほど親しい関係を築けて、このプログラムに参加して良かったと心から思っています。

<参加を迷っている信大生へのアドバイス>
私は英語があまり得意ではなく、その点を不安に感じる人も多いと思います。しかし、タイ人のバディーの中には日本語学科に所属する学生もおり、日本語で会話できる相手がいるため心強く、言語面での心配はそれほど必要ありません。

また、2週間の滞在中は大学内の寮で生活します。寮は清潔で広く、快適に過ごすことができました。生活上の注意点を挙げるとすれば、トイレットペーパーが備え付けられておらず、しかもトイレに流すことができないため、大量のティッシュを持参すると安心です。ただし、寮の目の前にはセブンイレブンがあり、ほとんどの生活必需品はそこで調達できるので不便はありませんでした。

参加を迷っている方には、ぜひ挑戦してほしいと思います。私自身、「もう一度参加したい」と思えるほど充実した留学になりました。きっと貴重な経験が得られるはずです。

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